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アナウンス「アナウンスは生徒会・風紀委員会でお送りします。実況は放送委員会よろしくお願いします。ではプログラム1ーーー・・・・・・」
体育祭が始まったけど俺の気持ちは嫉妬でいっぱいだった。
直ってやつがそんないいのか。あの青年が親だとも思えない。顔も似てないし・・・。保護者ってどういう意味なんだろう・・・。
てかまず咲に家族は??
輝「お前らー観客席まで戻るぞ??」
怜「・・・・・あぁ」
今、考えてもしょうがないか。
まずは直ってやつと実際に接触してみないと。
ドンッーー。
いってー!!誰かにぶつかった。
怜「ごめん!」
とりあえず何かあったら謝れって理事長が言ってたのを思い出して謝る。
「大丈夫ですよ。こちらこそごめんなさい。大丈夫でした?」
上から降ってくる言葉。
ぶつかった相手の声、どこかで・・・・・・。
恐る恐る顔をあげる。
咲「なお!!」
直「うわっ・・・咲、急に抱きつくなよ!びっくりするだろ」
ダボッとした白いTシャツに黒パンといったラフな格好をしたやつが目の前にいた。
交番にいた警察官と同じ顔。
さっきまで話題だった人。
咲は満面の笑みで抱きついている。
生徒「まって!なにあのイケメン!?」
生徒「咲様の微笑ましいお顔が・・・!!」
怜「ぶつかってごめん。俺は咲の友達の早乙女怜・・・です。」
こういう時に限って敬語が使えない自分を呪いたくなる。
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