LOVE7:ご主人様の命令

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怜「・・・で、改めてよろしく。柿原直・・・さん。」 咲達が遠ざかった所で目の前にいる青年を睨む。 直「よろしくね!」 未だにニコニコしているこいつ。 怜「単刀直入に聞く。咲とどういう関係?」 直「先程お話した通り保護者ですよ。それ以上でもそれ以下でもありません。」 その保護者ってどういうことなんだよ・・・。 本当なら本人に聞かないとダメだけど。 直「咲は幼い頃に両親と妹を亡くしています。そんな咲を引き取ったのが俺です。」 両親を亡くしてる・・・。 なんとなく分かっていたがやっぱりか。 怜「なら変な感情とかではないんだな!」 保護者っていうだけなら俺の敵ではない。 直「変な感情というのは・・・・・・咲に恋をしているということですか?」 うっ・・・言葉にされると少し恥ずかしな・・・。 柿原直はうーんと少し悩んだ後に企んだ様な笑みを見せた。 直「変な感情というのは少し違うかもですが・・・咲も同意の上で愛し合っています。邪魔はしないでね。」 コイツー・・・。 喧嘩売りやがった・・・。 もっと話したいがそろそろ咲の所に行かないと。 怜「俺、あんたに負けないから。」 捨て台詞を吐いて咲の元へ行く。 あいつに絶対咲は渡さねぇー。 もう立ち去った俺は柿原直が呟いていた事を知らなかった。 直「ははっ・・・あれが王子さまかな?」
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