LOVE7:ご主人様の命令

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輝「あ、ここ擦れてるぞ」 遠くなる怜の背中を見てた俺は輝の言葉で我に帰った。 咲「あ、ほんとだ」 膝からは転んだみたいに血が出ている。 でもこれくらいなら放って置いても大丈夫だろう。 輝「咲、ちゃんと救急テントにいって消毒してもらえよ?分かったか?」 俺の心を読み取ったのか念を押された。 輝は本当にお母さんみたいだ。 とりあえず騎馬戦はこちらのチームが勝利し、渋々救急テントに行った。 咲「あの・・・すみません、どなたか居ませんか?」 シーンと静まり返ったテントの中。 ベッドは4つほどあって全てカーテンによって区切られている。 体育祭真っ最中だって言うのに誰もいないのかよ。 白斗「・・・・・・さ・・・き・・・??」 1番左のベッドで生徒会の書記の声がした。 咲「白斗さん??」 白斗「はいっ・・・て・・・いい・・・よ?」 何故か許可が出たので入ってみる。 カーテンを開けるとびっくりした光景が目に入ってきて固まった。
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