仕事の中身

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食事を自分で食べられる人は少数だ。 殆どの人は介助が必要で。 自分の分の食事と他人の分の食事の区別の付かない人もいる。 そんな人は一人用の他の人とは区切られたカウンターの様なテーブルに座って貰う。 視野が狭くなっているので、ちょっとお隣と席を離せば横は見えないから。 ひとテーブルに5~6人をスタッフ1人で見ている。 まだ慣れてない私は2人だけで座っているテーブルで2人の食事介助をする。 流動食でも、おかず毎に分けて彩りもキレイに盛り付けられてはいるけれど、食べる時にはグチャグチャにかき混ぜてしまう。 本人はきっと何を食べているのか全く分からないと思う。 一人ずつ交互に大きめのスプーンで一口ずつ食べさせていく。 普通の食事を食べられる人にも、スプーンで食べさせる。 お箸は危ないから。 一応決まりでご飯とおかずを交互に食べさせる。 時々ストローでお茶を飲んで貰う。
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