心機一転

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心機一転

1月5日、月曜日。 私は、新しい職場に向かっていた。 今年の初出は今日からの企業も多いと聞いた。 私も、新年だし入社初日だし、と新たな気持ちでハンドルを握り運転してきた。 田舎の辺鄙な場所にあるその施設は、車通勤も許可されていて専用の駐車場も広々としている。 初めて手にした資格で働く初めての職場。 そこは、老人介護施設だった。 お爺ちゃんお婆ちゃん相手なら、人見知りな私でも受け入れてもらえるかも、と一縷の望みを抱いてここへの就職を決めた。 ビビリな私は、それでも精一杯の笑みを顔に貼り付けて受付に向かって歩を進めた。
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