94人が本棚に入れています
本棚に追加
第55話 届く事の無い想い。
『はぁっ…はぁ…』
周の荒い息遣いが聞こえ、彼の切迫した情欲が伝わって来る。両手で腰を掴まれ、硬く熱い芯の先端部分が水無月の秘部に挿入された。ぬぷぷっ…与えられた圧迫に抗う様に、水無月の内壁が自然と締まる。
『ふぅぅっ……みー…もう少し力を抜いて。』
「んっ…はぁ……」
水無月が深く呼吸し、強張りを解くと、ぬぷっ…じゅぷっっ…… 音を立てながら、周の熱り勃った雄がゆっくり奥へと進み、根元まで突き入れられた。
「ぁあくぅ…ぅっ……」
久しぶりの感覚に内壁がひくひくと蠢く。周は自身の熱を帯びた芯が、水無月の秘部に馴染むのを待った。
「ふぅっ…ふぅ…」
『はぁ…みー、大丈夫か?』
「うん…大丈夫だから…動いて。」
水無月の苦し気な表情を見て、周は、己の分身を一旦抜き出そうとしたが、水無月が腰に両足を絡め、ピタリと密着させて来た。周の反り勃った雄を、奥へと引き入れ様とする水無月の仕草に、周の心は歓喜で震えた。
『はぁ…はぁ…みーの中、凄く熱いよ。』
「俺じゃない…熱いのは周…あんっっ!」
律動が緩やかに開始され、先程までの圧迫感は徐々に薄れていく。くちゅっぬぷっ…じゅぷじゅぷ…カリ首が水無月の前立腺を擦り快感を押し上げると、周の性欲を煽情するのに充分過ぎる程の嬌声が絶え間無く漏れる。
「あっ…周…気持ちい…んんっ…!!」
『くぅ…は…ヤバい…良過ぎる…』
ギシギシとベッドが軋む音とぐちゃぐちゃと後孔内を摩擦する音が周の熱を煽る。律動を早め、水無月の秘部を幾度も突いた。
最初のコメントを投稿しよう!