2、生活の彩り

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いつも通りの業務を極力事務的に流れるようにこなしていく。 余計な事など考えずに済むように。 気がつけばもう昼食の時間で、自分のデスクにある書類の山が僅かばかり減っただけで、今日は何時に帰宅出来るのだろうかと心の中で溜息をついた。 その後も我武者羅になってというより、ただ淡々と仕事を進めてきた。 ふと、時計を見上げるともう夕方頃になっており、急に喉の渇きを感じたので一息いれる事にした。 自分の部署近くの自販機で珈琲を購入しようとするも「売り切れ」の文字が光っており、軽く落胆しつつも「…今日は何処までついていないんだ」とも思った。
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