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周りには赤い血と、さっきまで一緒にゲームしていた奴らだったモノ。俺の手には包丁が握られており、その包丁の刃は真っ赤に染まっていた。周りを確認して誰も居ない事を確認すると、地面に横たわる『それ』を引きずり、あらかじめ掘っておいたいくつかの穴に入れて、埋める。そこら辺の茂みに隠れてシャツを予備の物に着替える。ジャンパーを上からはおり、誰も来てないうちに、近くの水道で手を洗った。次に周りに飛び散った血をタオルで拭く。そして空を見上げた。ぽっかりと穴が空いた様な虚無感だけが胸中を支配していた。
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