友達と遊びに行ったときの話

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友達と遊びに行ったときの話

これは私、六枚のとんかつ(以後、とんかつ)が友達と遊びに行ったときの話です。 ノンフィクションにしようかと思いましたが、そんな重い内容ではないのでコメディにしました。友達が賢かったです。 駅にて…。 とんかつ「あ、あの人財布落とした!拾いに言ってあげよ!」 とんかつ、財布を拾う。 とんかつ「すみませーん。これ落としましたよー。」 落とした人はとても上品そうな人で、紳士という言葉が似合いそうな人だった。 紳士  「ありがとう。これはお礼だよ。」 紳士、お札を何枚か出す。明らかに諭吉さん。 とんかつ「いえいえ!こんなに受け取れませんよ!返しますって。」 紳士  「いやいや、受け取ってくれ。」 見かねた友達、財布を取り出す。 友達  「ならこうしましょう。まずそのお金、ひーふー三万円に僕が一万円足します。」 紳士、とんかつ、びっくりする。 友達  「で、その四万円のうち二万円をとんかつ君に、二万円をおじさんに渡す。そうするととんかつ君は本来三万円入ってくるところが二万円になったから一万円の損。おじさんは三万円帰ってくるはずか二万円になったから一万円の損。僕は一万円出したから一万円の損となる。これで三人とも一万円損したから丸く収まったね。」 その後彼に聞いたところ、これは古典落語の三方一両損というものだそうです。その後やっぱり紳士に一万円返して、友達にも返しました。いい友達を持ったなと思いました。
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