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必死で理性を保とうと努めても、ジャックの無邪気な愛情が心地よくて、愛しくて、抗えなくなる。
虚勢を張ったところで、彼は永遠に等しい孤独を埋めてくれた、かけがえのない存在なのだ。
いつの間にか四つん這いで尻を高く上げた体勢にされ、割れ目に顔を埋めたジャックが小さな窄まりを夢中で舐めている。
教えてもいないのにこんなことまでするなんて、動物としての本能ゆえか。
振り払いたいのに拘束された手首のせいで自由に動けない。
彼がオオカミ男の呪いから開放されれば、必要のない行為だというのに。
「はぁ……くっ……ジャック、もう……」
「レイ……“待て”は、もういいの?」
きゅうんと喉を鳴らしながらジャックが覆いかぶさり、甘えた仕草で体をすり寄せる。「……いいから」と許しを与えた刹那、質量を増した雄がレイの中に入ってきた。
「レイ、レイ、大好き……。いつかオレの番になってね……」
うっとりした声で何度も名前を呼ばれる。揺さぶられながら「もうこれきりだ」と何度思っただろう。
自分だけのかわいい獣。
できることなら命が尽きる瞬間まで、そばにいたかった。
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