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家事労働も休みなく行えば重労働。
ましてや食事抜きとなればなおさら。
「主人」と称する連中はどこかの蛮族出身だろう。
さらわれて既に二週間目。
家を襲われ意識を失って目が覚めたら。
どれくらい経ったのか判らない上に場所も不明。
目隠しをしての移動を強いられる。
営利誘拐らしい。
最初の一週間、すぐにでも助けが来ると思っていた。
クシナダの治安は悪くない。
簡単に警察が片付けると期待していた。
二週目に入った。
意識がかすむ。
バランスを失って倒れこんだら怒声ともに。
鞭が傍を叩く。
家畜のように打たれるかと思った。
早く食事がほしかった。
結論はすぐに出た。
ファクトリーの奴隷商と。
保身のためには服従する他ない。
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