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   14 「いただきます」 チェーン店のファーストフード。 昼には少し軽い気がした。 海岸沿いに来ていた。 クシナダ市から旅客機で一時間程度。 陸路の十分の一程度の時間で来れた。 有事で危険でも大きな差だ。 幸いクシナダ大陸の制空権はこちらにある。 エージェント二人は何処かへ行って戻ってこない。 オープンテラスの店舗内に居ない気がする。 潮風が珍しかった。 「一枚どうぞ」 「あ、ありがとう」 テーブルを回ってチラシを配りに女性が。 ショルダーにつまったチラシを一枚シャールに。 新都市分譲住宅のチラシだった。 「シャール」 「探してこようか」 シャールは席を立った。
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