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「ご確認ください」
既に送ってあった書類を見せられた。
「間違いありません」
クシナダ市中央区のファーストフード。
ビル群の一角、テナントの表記は漢字。
二階のショーウィンドーの向こうにエージェントは座っていた。
「では此処に拇印を」
依頼用紙に拇印を押した。
応対している女は二、三歳上。
なんだか古式な印象。
「で、見つかりそうですか」
遠足に来たわけでもないのにハイな未来。
女同士、シャールを蚊帳の外にしておしゃべり。
ファーストフードは六分の入り。
衣装がまるで映画のよう。
皆、どこか。
そういう自分も着慣れない服を着ている。
「基本的に確認は依頼人様にしていただきます」
「どれくらいかかりますか」
「凡そ一週間。それ以上は次の段階です」
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