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   3 「ご確認ください」 既に送ってあった書類を見せられた。 「間違いありません」 クシナダ市中央区のファーストフード。 ビル群の一角、テナントの表記は漢字。 二階のショーウィンドーの向こうにエージェントは座っていた。 「では此処に拇印を」 依頼用紙に拇印を押した。 応対している女は二、三歳上。 なんだか古式な印象。 「で、見つかりそうですか」 遠足に来たわけでもないのにハイな未来。 女同士、シャールを蚊帳の外にしておしゃべり。 ファーストフードは六分の入り。 衣装がまるで映画のよう。 皆、どこか。 そういう自分も着慣れない服を着ている。 「基本的に確認は依頼人様にしていただきます」 「どれくらいかかりますか」 「凡そ一週間。それ以上は次の段階です」
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