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昼休みの教室、おれは机に座りスマホをじっと見ていると後ろからやわらかな感触が当たる。
「れ~ん~!何してるの??」
後ろから抱きつくクラスの女子、佐々木真由を見ておれはため息を吐く。
「なんだ…まゆか…」
「ちょっ!蓮ヒドイ!!」
すると近くにいたおれの友達、黒田祐介がまゆの肩に手を乗せた。
「佐々木こいつは諦めろ。好きな人いるから」
「えっ!?蓮好きな人いるの!?」
「いるよ~その人一筋だから!ってか、祐介何勝手にバラしてんだよ!!」
「悪い悪い!」
「はぁーあやねさんに会いに行きて~!!」
「会いに行けないの??」
「だってあやねさん頑なに家教えてくれねぇんだもん!」
「お前に教えたら毎日行きそうだからな…」
「祐介何言ってんだよ!そりゃ行くだろ!!」
すると、まゆがおれの前に来るとスマホ越しにおれの顔を覗いて来た。
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