ああ、焦がれて
2/2
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/
2ページ
声がする。透き通った芯のある声。 ぼんやりと輪郭も覚束なかったモノも、文字の羅列だけだったモノも、点と線だったモノも、彼の声に命を吹き込まれる。 彼の声は拍動だ。 いつか私の指先から生み出されるモノにも彼の声が宿ればいいのに。 そう願う私は、満月に焦がれる兎に似ている。
/
2ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
0
スターで応援
9
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!