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《side 青》
「あんっ…んっ…ゃっ…きもち、いい」
俺の上でエロい顔をしながら赤田が腰を振っている。酔ってたとは言え、本気でヤッてしまうとは思ってもみなかった。
段々、赤田の腰の動きが早くなる。
俺はそろそろ限界だった。
「…っ!赤田、俺イク!」
「あっ…ん、いいよ!イッて」
中で今日一番締め付けられた。
俺がイッた後、赤田は隣に寝転んだ。
そして「あー、気持ち良かった」と満面の笑みを浮かべた。いや、可愛いけど。
本当に見た目は可愛らしいタイプなので、詐欺だと思う。中身はおっさんだ。
赤田は額に汗を掻いていて、前髪が濡れていた。身体はうつ伏せだが、顔はこちらに向けて、さっきの満面の笑みで「青島は気持ち良かった?」と聞いてきた。そりゃあもちろん「…気持ち良かった」
「じゃあ、決まりだね。これからよろしくね」
ととんでもないことが決まった。
今日は久しぶりに、大学の同級生だった奴らと飲みに行くことになっていた。
個々ではたまに飲みに行くこともあったが、5人で行くのは多分、3年振りだった。
社会人となれば忙しくもなるし、休日も意外とバラバラだったりする。
昔みたいに今日は久しぶりにバカ話ししながら飲めるなと思っていたが…。
まさかの3人が前日に行けなくなった。
仕事だったり、体調不良だったりと…。
そんなことあるのかよと思いつつも、もう一人ドタキャン食らった赤田に今日どうするかと聞いたら、もちろん飲みに行くとの返答だった。
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