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確かこいつ酒好きだったよなーと大学時代の記憶を思い出していた。
大学時代から数人で飲む時には、赤田も結構居たが、2人で飲むのは実は初めてだった。
赤田の印象は何と言うか…残念な印象しかなかった。
初めて見た時は、清純系の可愛い子と言う印象だった。話すと中身が見た目のイメージと全然違ったのだ。
好きな物は酒、格闘技。
それに大学時代から一人暮らしをしていたが、料理もからっきしダメ。一度、みんなで赤田の家で飲もうとなり行ったがあまりの散らかりように驚いた。
性格は一言で言うと男だ。
細かいことは気にしないし、サバサバしてるので飲み仲間としては申し分なかった。
それに大学時代から付き合っていた男を見ていると、なかなかのイケメンばっかりだったので、自然と赤田は恋愛対象から外していた。
《side 赤》
5人で飲むつもりが、青島とサシ飲みになった。そう言えば、青島とサシで飲むのは初めてだったと思う。青島の印象は面倒見のいい奴って感じだった。
いつも酔っ払いの介抱をしているイメージだ。私も何度かお世話になったことがあると思う。
待ち合わせのお店に行くと青島がもう居た。
「お疲れー。久しぶりじゃん」
「お疲れ。赤田、元気だった?」
「元気元気。ってか、飲んでくれてたら良かったのにー」
「俺もさっき来た所だから」
爽やかな笑顔で言われると胸に沁みる。
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