第3話 重いお食事タイム

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「少し離れて、電気のスイッチ探してみるから」 そう言うと氷鬼が少し離れたので、立ち上がり真っ暗の中手探りでスイッチを探した、古い廃墟だから電気のスイッチがなかったり、あっても電気が通って無いのではと心配したが、意外にスイッチはあっさり見つかって押すと、心もとないが一応電気が点いた、氷鬼の顔は青くなっていたが俺が見ていることに気づくと顔を真っ赤にして、 「こっち見ないで下さい、さっきのことまだ忘れていませんからね!」 背負って帰ってきたせいで嫌われてしまったようだ、お腹が空いたのでご飯を作ることにした、 「ご飯を作るから手伝ってくれ」 そう言うと氷鬼は首をかしげ不思議な顔をした、あれ変なこと今言ったか? 「あれ、こんな廃墟にご飯の材料なんてありますか?」 「あ……多分無いね」 考えていなかったそれもそうだ普通廃墟に食材なんてあるわけが無い、どうしよう今日はご飯抜きか?いやでも氷鬼には食べ差してあげたい、ダメで元々探してみるか。 こうして二人の食材探しが始まった。
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