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「お、美味しい」
感動しながらパスタを食べている氷鬼に、その感動を壊してしまうかもしれないがつい先程考えていことを聞いてみた。
「なあ、お前は前の主人はお前に何をしていたんだ?俺が見た感じだとお前に虐待をしていたようなんだが」
氷鬼の表情が凍り付く、やっぱり聞かない方がよかった、氷鬼はボソボソと何かを言って話し始めた。
「いや、私が悪いんです、私が弱いから…………」
蚊が鳴くような声で話始める。
「もういいよ、話したくなったら教えてよ」
あまりにも氷鬼が痛ましいので、自分から話を振っておいて失礼かもしれないしれないが、無理やり話を切った。
「ほら、パスタ冷えちゃうよ」
そう言うと氷鬼は焦って食べ始めた。
「フフ、いやそんな急いで食べる必要無いから」
雰囲気はまた良くなったが、俺の心はまだ重いままだった。
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