プロローグ 悪夢の始まり

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20××年 東京の薄暗い路地裏 「おいそこのやつ、手を上げろ、最近このあたりで空き巣がよく起きているんだ、面倒くさいかもしれないが、署までこい」 そう言われたにも関わらずその人は、ニヤリとわらってすぐそこにあったブロック塀を蹴り粉々にした。 「ひぃ、こ、この化け物め」 バンーー次の瞬間きこえたのは、カランと拳銃の弾が落ちる音で、撃ったはずのひとは何もなかったように足元のたまを握りつぶした。 爆発音がなり近くで火の手が上がった、警官の目に最後に映ったのは、大きな角を生やした人間のようなものだった。
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