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中には、パイプ椅子と、机を挟んでソファーがあるだけの、殺風景な部屋だった、ただそのソファーに長身で髪の長い美形の男の人が座っていた。
校長先生は、部屋に入らずそのまま扉を閉めた、校長先生が陰陽師になるか、学校から追い出すことを伝えるのではないのかなどと考えていると。
「ねえねぇ、君が何で呼ばれたか分かる?」
ニコニコと分かり切っていることを聞かれ、少しむかついたが、表情を変えずに、
「はい、私を、学校から追い出すためですよね、どんな理由があっても学校に殺人鬼は置いておけないですもんね」
と言った、そうあの事件とは、殺人だ。
「あっはっは、ぜーんぜん違うよ」
急に笑い出したので、思わず
「は?」
と言ってしまった、何がそんなにおかしいのだろう?
「まぁ、長話になるからそこに座りなよ」
まだ笑いながら、パイプ椅子を指してそう言ったので、言われた通りにパイプ椅子に座った。
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