どうせなら夕日が綺麗な日に

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次の日も、また次の日も私たちは電話をかけた。 こっちとあっちではなかなか天気の相性が合わなかった。 向こうが晴れたら、こっちは雨。 こっちが晴れたら、向こうは雨。 くだらない話だけ増えていく。死にたくなるような出来事も多めに経験してしまった気がする。 こうして、私たちは無駄に生き延びていったのだった。
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