第1章 非リアに彼女は必要ない!?

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「なっ…!!」 僕は一瞬倒れそうになった。こんな美少女に、しかも初対面で告白されるとは。だが、僕はもう誓ったんだ。どんなに彼女が金髪美少女だろうと知ったこっちゃいない。リア充なんてなるものか。…そういや、名前、まだ聞いていないな。 「あの…名前聞いてもよろしいですか?」 「えっ?あっ!ごめんなさい!自己紹介がまだでしたね!」 よく謝る人だ。きっと真面目なんだろう。 「私の名前は白川マナ、と言います!でも…自己紹介しなくても…私、ユウト君と同じクラスですよ?」 え?白川マナ?白川マナ……。 「ああああああああああ!!!!!」 そうだ!!!僕の隣のマナさんじゃないか!!でも…マナさんは金髪じゃないし、メガネをかけていたはず……。 「ど、どうしたの?いきなり声を上げて。」 「あ、ごめんなさい。いや…マナさんって金髪じゃなかったような…。それに、メガネもしていませんでした??」 「えっ!前の方がユウト君は好みだった!?」 その言い方はまるで僕の為に色々してくれたような言い方だ。 「ど、どういうことですか?」 「サクラ君から聞いたの!ユウト君は金髪の可愛い子が好きって!それに、メガネをしていたらおかしいと思ったから外してみたんだけど……ユウト君は前の方が好きかな……?」 あのヤロウ…。サクラめ…。サクラは、数少ない僕の友達で、とても仲が良かった。…余計な事言いやがって…。 「それで…返事の方は…?」 でも、やっぱり僕の気持ちは変わらない。リア充なんて嫌いだ。 「…ごめんなさい。僕は今そういう気分じゃないので。マナさんの気持ちには答えられません。」 「そ、そんな…」 「ごめんなさい。」 とりあえず謝る事しかできない。とにかく、これで彼女も諦めてくれるだろう。 「……いいえ、私はまだ諦めません!!私はあなたからいいお返事を頂けるまで、決して諦めません!」
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