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「知っているよ~」
「じゃあなんで!?」
「僕が好みだからw」
サクラがニヤニヤ笑っている。
「…。」
この野郎…。
「まあまあ、そんな怒らずに。」
「怒ってねえよ!!」
僕はプイッと横を向く。横を向いた瞬間、マナさんが目の前にいた。
「わっっっっっ!!!!」
「なんの話してるんですか??」
「な、なんでもないよ!」
知られても構わないのだが、何故か言いたくない。
「内緒とは酷いですね!」
マナさんはほっぺを膨らませる。あれ?なんか可愛いな…。
「やあマナさん。」
「あ、サクラ君!この前はありがとう!告白することできたよ!」
「よかったね!それで、返事はどうだったの?」
「もちろんOKだったよ!」
「嘘つくなおい。冗談きついぞ。」
「む~。いいじゃないですか!私はユウト君を愛しているのですよ!?」
「僕は好きじゃないんだよ」
本当にしつこいな。好きじゃないって言ってるのに。
「だから僕は…」
バァァアン
「失礼!赤花ユウトはいるか!?」
びっくりした…。しかもこの展開最近あった気がする。
「はい…僕ですけど…。」
これまた美少女登場だ。胸はちょっとアレだが、天使のような顔をしている。背もちっちゃく、とても可愛い。
「貴様に用があってきた。」
口調もちょっとアレだが、これも…なかなか…。
「…?…おい!聞いているか赤花!」
「んあ…はい!なんでしょう!」
つい見とれてしまった。…待て、もしかして僕はロリコンじゃないか?
「赤花ユウト…」
ロリコン…か。悪くない響きだ。
「私は貴様を…」
待て、これを認めてしまえば僕は結構やばい高校生になってしまう。ロリが好きな高校生になってしまう!
「私は貴様を愛している!!」
そう!僕はロリを愛している!…ん?
「ハァ…ハァ…。へ、返事を早速聞きたいのだが…」
やばい。全然聞いてなかった。どうする?このタイプじゃ話聞いてませんでした~って言ったら絶対ぶっ殺される…。考えろ赤花ユウト!!どうする!?どうする!!?」
「えーと…、そうなんですね!」
全然返事が思いつかない。
「そうなんですね?何がだ?私は返事を聞きたいだけなのだが…」
「すいません。もう一度…」
「すいません…だとっ!?お前は断るのか!?」
「いや、あの...だからもう一度...」
「こんなにも私は貴様を愛していると言うのに…」
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