好きだからこそ……。

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B「また、撮ってるのか?」 A「うん。綺麗に雪が積もってるから。シーくんも見たいかな、って思って」 B「シーの奴、また入院してるんだっけ」 A「うん……」 A「でもね、シーくん、この前言ってたんだ。最近、調子がいいから、今回の入院は思いの外早く退院できるんじゃないかって」 B「……シーのこと、本当に好きなんだな」 A「……うん、大好きだよ」 B「……んだよ、そんな顔されたら応援するしかねーじゃん」 A「? 何か言った?」 B「何でもねーよ」 A「そう?」 B「……でもまぁ、この先、どうしようもなく辛くなったら俺のことも頼れよ。幼なじみだろ、俺ら」 A「……ありがとう」 *おしまい*
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