第1章

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目を開けるともうそこには幽霊の姉の姿はなかった。 シャッターを押すのと同時に聞こえてきた「ありがとう。」の言葉。 あとで今日のことを全てお母さんとお父さんに話そう。 A「あ、そうだ。」 私はすぐにカメラのデータを確認する。 撮った写真には泣きながら精一杯の笑顔を見せる姉の姿があった。 A「お姉ちゃんだって泣いてるじゃん。」 私は写真の姉に一言つぶやくとカメラを大事に持って家へと帰った。 ~end~
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