15人が本棚に入れています
本棚に追加
カーテンが開けっ放しの窓の外は、完全に暗くなっていた。
ポケットから携帯を取り出し、時間を確認する。
時刻は『0:02』。充電は『5%』を示していた。
「マジかよ・・・・・」
制服姿で熟睡していた自分に驚き、充電をせずに寝たことを後悔する。
食事、入浴、宿題。やるべきことが、頭の中でリストアップされる。
それらを取捨選択し、残ったものに優先順位をつけていく。
その結果、最優先事項は『喉の渇きを潤すこと』に決まった。
携帯にケーブルを指し充電が開始されたことを確認すると、一階の台所にある冷蔵庫を目指す。
制服のシャツはしわしわになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!