第2章 幼き日
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「凌太はいい子だね」 少年の頭を撫でながら、優しい声で褒める母。 それがとても心地よくて、少年は目を細める。 「それじゃあ、シャワーを浴びたらご飯にしようか。今日は凌太の大好きなカレーだよ。」 「やったー!僕カレー大好き!!」 母の言葉に喜びを隠せない少年が、スキップをしながら浴室に向かう。 そのスキップは少しぎこちなかったが、少年の心情を表すには完璧であった。
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