10年越しの想い

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・B:「久しぶり! 突然こんなところに呼び出してどうしたの?」 ・A:「うふふっ」 ・B:「それにしても、本格的なカメラだね。 そういう仕事に就いたの?」 ・A:「うふふっ」 ・B:「君が撮った写真見てみたいなぁ~。 見せてくれる?」 ・A:「ごめんなさい。 このカメラには写真は入っていないの。」  B:「そうかぁ~。 残念だなぁ~。」 ・A:「もしよければ、あなたの写真を撮らせてもらえないかしら?」  B:「え? 僕の写真を? 光栄だなぁ~。(照れ)」 (バッシャ) ・B:「うわぁ~!!! なんだこれは!!?」 ・A:「10年前の復讐よ!!!」  B:「冷たい…寒い…どういうこと!?」 ・A:「あれはまだ私たちが小学生だった頃、あなたは子供会のトスケで当たったソレを私に向けて、写真を撮ると偽り、中に入った水を私の顔面に噴射したことを覚えているかしら? あの時から私、ずっとあなたにこうしたかったのよ。それが今ようやく実現したわ。」 ・B:「…随分本格的なカメラ型の水鉄砲を用意したんだね。 驚いたよ…色々な意味で…」
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