第2章 父と子

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第2章 父と子

両親がまだ生きていた頃、俺はよく親父と衝突した。 親父に信念があるように俺にだって信念があったから。 いつもそこで対立して、俺が表向き折れるカタチで凌いでた。 姉貴は親父の独裁に嫌気がさして、家出して勝手に結婚。 あの頃、俺は父親の気持ちなんか一ミリも想像したことが、なかった。
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