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「美味しい!」
菅野さんはメロンパンを嬉しそうに食べていた。
「それはよかった....。」
パンを買って来た私はそのままなし崩し的に菅野さんとお昼を食べていた。
いつもお昼を食べる友人はいるが、菅野さんを一人にするといつ後藤と仲良く話すか不安で仕方なかった。
「あの....西口さん?」
菅野さんが話しかけて来た。
「え?」
「後藤くんとは仲がいいの?」
「え!?」
「宿題のノート、西口さんのだったから...。」
「いや....その....どうだろ...宿題要員でしかないかもしれなけど...お礼にってたまに学校帰りにご飯食べたりしてるけど.....。」
「そっか。恋してるのかな?」
菅野さんはくすくすと笑っていた。
「そういう菅野さんは?」
「私?」
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