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頬に、顎に、羽根のようなキス。
耳たぶは、少し歯を立てていたずらを。
やがて首筋に顔を埋めながら、恭介は瞬のバスローブの前をはだけ、胸元に手のひらを這わせ始めた。
そっと、瞬の様子を窺ってみる。
閉じた瞼に、薄く開いた唇が艶っぽい。
そうそう、少しだけ寄せた眉根もそそる。
にこりと笑った恭介は、指先で小さな小さな瞬の乳首を転がし始めた。
「んッ!」
途端に跳ねる敏感な反応が、嬉しい。
「綺麗だぜ、瞬。ホント、可愛い……」
口先で、こんな呑気な愛の言葉を囁きながら、恭介の中指はささやかな尖りをこねくり回している。
それだけにとどまらず、彼のもう片方の手は、そろりと下の方へと伸びてゆく。
「……ッ!」
恭介の手が後膣をかすった時、瞬は思わず息を呑んでいた。
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