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眼が覚めると、爽やかなシトラスの香りがした。
瞬が起き上がると、太陽はとうに高くなっていた。
室内は、恭介が焚いてくれたアロマの香りで満ちていたのだ。
「おはよう」
なんの不自然さも無く、二人はキスを交わした。
瞬より早く起き出した恭介が手にしているのは、冷たいアイスティー。
「飲む?」
「ありがとう」
喉がカラカラだった瞬は、お茶を一息に半分ほど飲んだ。
どうしてこんなに喉が渇いているかというと……。
瞬は、昨日の事を思い返した。
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