夢で逢いましょう

20/24

83人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
 心地よいまどろみ。  久々の感覚だ。 「好きだぜ……、瞬……」  髪を撫でながらつぶやくように唱えてくれる、恭介の愛の言葉も心地いい。  時々くれる、優しいキス。  応えたいのに、身体が動かない。 「おやすみ」  恭介の最後の言葉は、果たして聞こえていたのかどうか。  瞬は久々に、薬に頼らず眠りに落ちた。  見たのは、恭介の夢だった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

83人が本棚に入れています
本棚に追加