あらすじ

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あらすじ

【注意:公募用のあらすじのため、ネタばれがあります】  人類は長年活動した末に地球上のリソースを枯渇させてしまい、仮想世界に移り住んだが、そこで暮らせる人間の数にも限界があった。仮想世界で生まれた子供達は、十五歳になると卒業試験を受ける。リソースの変換も、脅威に対抗する力も持たない生徒は、卒業できずにリソースへと還る。  主人公の純は、リソースを変換できない落ちこぼれの生徒である。生に執着しない生徒の多い不安定な世界だが、幼馴染で初恋だった少女を目の前で失ったことから、彼は彼女の分も生きたいと願っていた。同じ幼馴染で優秀な生徒である真広の力を借り、卒業するために奮闘する。  そんな折に学校が襲撃を受け、逃げ遅れた彼らは、戦うことに慣れた交換留学生のステラと行動する。最中、純にリソースの所有権を奪う能力が発覚し、襲撃者の武器を奪って排除に成功する。二人の少年は、ステラが属する、学校の修繕と脅威の排除を目的とした営繕部へと誘われる。彼らは学校に出没するウィルスを排除しながら絆を深める。  ある日、純と同じ能力を持つ男が現れ、自分達は滅亡したエリアの出身であることを告げた。彼らの奪ったリソースは、復興のためエリアの所有物に変えられており、その中には幼馴染の少女、さくらの姿もあった。彼女が好きなのは真広だったが、かつて純に所有権を奪われていたために、エリアが復興した暁には離れ離れになることを懸念した。そこで部活に参加し、心を殺して純の気を引くために行動を開始する。  学園祭で会ったステラの同郷の生徒から、彼女の生まれたエリアは優秀な生徒が多く、卒業が難しかったために、交換留学生の制度を利用して別のエリアで卒業しようとしていることが明かされる。しかし彼の思惑とは逆に、お互いの目的が近いことを知って純とステラは急接近する。  一方、年に一度の学校対抗戦の日が近づいていた。このリーグ戦の結果によって、来年の卒業生の数が決まる。代表を目指して彼らは戦う。
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