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私は贈り物を探していた。そして、彼を見つけた。
彼が、私への贈り物だった。
聖夜の贈り物も、奇跡も、運命の出会いも人それぞれだろう。
必ずしもその贈り物が、自分の願ったものであるとは限らないし、運命の出会いがどれかなんて、運命の人に出会ってからでなければ分からない。
互いに選んだ道を進んで、もう二人には戻れないかもしれないと思っていた。
でも、彼は迎えに来てくれた。砂時計のように積もる雪と募る恋心を、彼も同じように感じていたのかもしれない。
どんなに離れていても、私は彼のことを想っていた。忘れられなかった。
これを運命と呼ばないのなら、何を運命と呼べばいいのだろう。
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