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サトル少年
筑西に住む猫田サトル少年は、火の玉が近所に落下したのを見に行き、そこで怪人『神澤』と出会う。神澤はサトル少年を連れて小山まで徒歩で、新幹線よりも速い人間離れしたスピードで移動、薬屋で正露丸を手に入れようとするが、お金を持っていないため断られる。神澤はワニ革のハンドバッグを持っていた若い女性を殴って殺して現金を奪い、すでに閉店していた薬屋のシャッターを開けて正露丸を奪う。
取り残されたサトル少年は火村刑事に逮捕されてしまう。留置場に入れられたサトル少年は、神澤によって脱獄する。
筑西署から下館駅まで歩いてきたサトル少年は、神澤の運転する自動車に乗り込む。
その後、パトカーの追跡を受けて車は玉戸の森の出口での検問を突破し、高さ7、80メートルもある崖下に転落、2人は生死不明となってしまう。
有名な天文学者であった魚住博士はニュースで神澤を『サイボーグだ!』と発言をしたため、マッドサイエンティスト扱いされてしまい、精神病院に一時入れられてしまう。その後退院した魚住博士はサトル少年に、翌年の3月11日13時13分13秒に彗星が地球に衝突する、と驚くべき事実を明らかにする。
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