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おい!何だよコレ!何で全校生徒の前に立ってるんだよ!?
時「ほら、氷雨。名前」
あたふたする俺に、名前を言うように言う兄さん。
仕方ない腹くくって名前だけ言うか。
息を吐いて、吸ってから
『藤堂…………氷雨』
マイクでそうゆっくりと言った。
仕方ないだろ!こんな大勢の前で言うの慣れてないんだから!!
「「「キャャャーー!!」」」
「「「ウォォォォォォーー!!」」」
え!?何々、何で叫ばれてんの?
さっき兄さんも会長さんも叫ばれてたし、何故?
時「ほら、皆さん、氷雨がびっくりしているのでお静かに。「シーン」氷雨は僕の弟です。皆さん、暖かい目で見守って下さいね。」
『『ハーイヽ( ・∀・)ノ』』
え、え?どーゆーこと?
全くもって意味がわからないんだが、兄さん見てもにっこり笑ってるし、
渚「はいはーい、じゃあ紹介続けるね~。
会計の新城渚でーす。
ちなみに氷雨くんもオレと同じ1年生でーす。
よろしく~~」
「「キャャャーー!!」」
兄さんとは反対隣の会計さんが言う
稜「えっとー、庶務の立川稜(タチカワ リョウ)と」
翔「翔(ショウ)でーす。双子でーす。」
「「よろしくね~!」」
「「キャャャーー!!」」
「ウォォォォーー!!」
なんかもう1人ずつ言うたびに叫び声がするんだけど、何、デフォルトなの?
ってか、兄さん俺になんも言わないでこんな大勢の前に立たせるなんて……
宰「では、これで生徒会役員の紹介を終わる。新しい生徒会をよろしく頼む。」
会長さんがそう言うと、盛大な拍手が起こる。
それに合わせて庶務さんから降りていく。
俺もそれに続く。
なんなんだ!
入学式から疲れた。
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