新しい生活~新入生歓迎会までの忙しい日々~

2/14
336人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
入学式の後、生徒会役員と共に俺は生徒会室に来た。 今は、コの字型に並んでいるソファー3つに二人ずつ座っている。 なんだこのソファー!? めちゃくちゃふわふわなんだが!! びっくりするほどの高級感のあるソファーだな… 俺?そんなん、兄さんの隣に決まってんだろ。 初対面のヤツの隣なんかムリ。 時「氷雨?ずっと僕の袖を掴んでくれるのは嬉しいけど、役員の皆にも慣れてもらわないと。」 座り方は 会長と会計 双子庶務 俺と兄さん って感じだ。 稜「はいは~い!しつもーん」 翔「しーくんって兄弟いたの~?」 時「いや、本当の兄弟ではないよ。 僕らの母親同士が姉妹なんだ。」 なんか、もうどうにでもなれ。 あれ?兄さん笑顔なのに目は笑ってない… ナニソレ、コエーヨ。 アレ、これ前にも言った気が。 時「あ、そうそう。渚にお願いがあるんだけどさ」 渚「え、うん~?なになに~?」 あれ?会計さん、兄さんに話しかけられたときビクってした? 時「氷雨のお世話係にならない? 氷雨ってば、結構私生活適当だし、食事なんて面倒な時はとらないし。 渚、料理できるでしょ?」 渚「えー!?確かにできるけど、そんなに凝ったやつなんてできないし~」 時「寮部屋も隣だし、それに1年生同士だしね うんうん。適任だよ」 渚「え~!?」 時「ほらほら、新入生だから仕事の引き継ぎは明日からで暇なんだし、渚は氷雨に校内を案内してあげて。2年組はたくさん仕事があるからね。 コラ、双子、お菓子食べない」 稜「えー、しーくんのケチ~」 翔「仕事なら明日からでいいじゃん~」 バタン いつの間にか、兄さんに生徒会室から出されてしまった
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!