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入学式の後、生徒会役員と共に俺は生徒会室に来た。
今は、コの字型に並んでいるソファー3つに二人ずつ座っている。
なんだこのソファー!?
めちゃくちゃふわふわなんだが!!
びっくりするほどの高級感のあるソファーだな…
俺?そんなん、兄さんの隣に決まってんだろ。
初対面のヤツの隣なんかムリ。
時「氷雨?ずっと僕の袖を掴んでくれるのは嬉しいけど、役員の皆にも慣れてもらわないと。」
座り方は
会長と会計
双子庶務
俺と兄さん
って感じだ。
稜「はいは~い!しつもーん」
翔「しーくんって兄弟いたの~?」
時「いや、本当の兄弟ではないよ。
僕らの母親同士が姉妹なんだ。」
なんか、もうどうにでもなれ。
あれ?兄さん笑顔なのに目は笑ってない…
ナニソレ、コエーヨ。
アレ、これ前にも言った気が。
時「あ、そうそう。渚にお願いがあるんだけどさ」
渚「え、うん~?なになに~?」
あれ?会計さん、兄さんに話しかけられたときビクってした?
時「氷雨のお世話係にならない?
氷雨ってば、結構私生活適当だし、食事なんて面倒な時はとらないし。
渚、料理できるでしょ?」
渚「えー!?確かにできるけど、そんなに凝ったやつなんてできないし~」
時「寮部屋も隣だし、それに1年生同士だしね
うんうん。適任だよ」
渚「え~!?」
時「ほらほら、新入生だから仕事の引き継ぎは明日からで暇なんだし、渚は氷雨に校内を案内してあげて。2年組はたくさん仕事があるからね。
コラ、双子、お菓子食べない」
稜「えー、しーくんのケチ~」
翔「仕事なら明日からでいいじゃん~」
バタン
いつの間にか、兄さんに生徒会室から出されてしまった
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