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(引き続き-空木伊吹side)
皆「えと、副会長様。理由をお伺いしてもよろしいですか?」
時「理由ですか?
まぁ、生徒会に興味がないという点ではあなた方のどちらでも良いのですが…」
空「え、え?ちょっと待って下さいっす!
生徒会に興味がないっていうのは…?」
確かに、そう言ったよなこの副会長。
時「確信ではないのですが、確実だろうと…。
その焦りようだと本当みたいですね。
まぁ、君たちが生徒会に興味がないなら僕が敬語で話す必要も無くなるから、いいけど」
おぉ~、やっぱり副会長敬語キャラじゃないんだな~…って!感心してる場合じゃないよな
皆「まぁ、僕らが生徒会に興味がないのは認めますよ。でも、僕らがそうだと気付いたのは、いつからですか?」
皆木っちが猫被りをせずに言う。
いちおー、先輩っていうことで敬語は使っているみたいだけど…
時「んー?気付いたのは最近かな。
氷雨にも親衛隊ができるんだったら、しっかり自分の目で確かめないと、と思ってね。
一番の理由は朝のあの時間に君たちが必ずいないことかな。」
そう言って、副会長はどうして俺らが生徒会自体に興味がないと気付いたかを細かく説明してくれた。
時「ですが、親衛隊のトップ2人が変わって親衛隊自体がいい方向に変わったことには感謝してます。
生徒会を代表して言いますね、ありがとうございます。」
なんか、副会長敬語に戻ってるけど…
仕事の時は敬語なんだな。なるほど、なるほど。
皆「はぁ、ですが生徒会に興味がない人間が親衛隊のトップにいてはやっぱり不味いのでは?」
確かに、それは俺も思うわ。
時「僕からは特には何も言いませんよ。
別に、トップ2人からの気持ちが無かろうと僕らには関係ないし。
以前より、親衛隊が上手く機能してるのは確かだしね。また、うるさくなるのは面倒だから。」
なんか、副会長さりげな~く自分にはどうでもいいって言ってないか?
言ってるよな!?
こんなんが生徒会でいいんか、この学校。
まあ?腐男子的には全然オッケーですけどね!!
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