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(no side)
桜舞う藤島学園高等部の前に立つ1人の男子生徒。
男子生徒はインターホンに向かって言う。
「外部生の藤堂氷雨です。」
アルトぐらいの聞いていて心地よい声がそう言い、その声はすぐに消えてしまう。
『藤堂様ですね。門の中にて案内の者が待っておりますので』
と、門番がインターホン越しに言うと門が開く。
門が開くと中には絵本の中から飛び出してきた王子様のような1人の男子生徒が。
「氷雨、ようこそ藤島学園へ。
生徒会役員として君の入学を歓迎するよ。」
と、生徒会副会長が笑顔で藤堂氷雨を迎え入れた。
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