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不安定な鼓動に合わせた人生は
右に左に行ったり来たり
どんなに前を向いていても
足が震えて踏み出せないよ
向こう見ずなあなたに憧れ抱くのに
一向に変わろうとはしない
言葉だけが先走っては
時間が経つ程苦しくなる
そうやって自信を無くし
情け無い私のままでいる
弱虫な私を強く強くぶってください
大嫌いな私を強くぶってください
どうしてお願いしたのに優しく微笑んで
私の頬に花弁を当てるの
逃げた先の浜辺の砂をそっとすくう
波の辛さを染み込ませても
さらり柔らかく暖かく
陽の輝きを反射している
笑った後ひらいた空っぽの両手の
水たまりに映った涙目
きっとこれがいつか自分が
後悔した時の顔なんだ
そうやって先が見えても
いつも逃げ道を探している
弱虫な私を強く強くぶってください
大嫌いな私を強くぶってください
どうしてお願いしたのに優しく微笑んで
私の頬に花弁を当てるの
手を握ってもいいですか
好きと言ってもいいですか
隣にいてもいいですか
こんな私でいいですか
弱虫な私にひと匙だけ自信ください
立ち止まった背中を強く押してください
どうして頬を伝ってる涙を拭ったの
「私あなたが…… あなたが好きです」
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