第3章

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二年目に入り、先輩達から頼られる存在になった。 何か意見を出すと、「なるほどね、そういう手もあるね」とか「〇〇さん、これやってみない?」 と声かけられるほど。 こんなに頼られることなんて今までの人生で通って来なかったので、素直に嬉しかった。 同期に話をすると、「えー?それって仕事をなすりつけられてるんじゃないの?仕事が増えてるだけじゃん」と。 でも、それでもよかった。 私がその役目をすることによって誰かが喜んでくれるのなら。 俄然やる気になる。 最後までやり遂げる気持ちにもなる。 それで周りから頑張ってるねって言う評価が自分に返ってくるのなら、なおさら。
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