第2章

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右も左も分からない…事はなかったけど笑 とにかく覚えることがたくさん。 利用者の(施設を利用されている高齢者)名前はもちろん、色んな情報(どんな状態・既往歴など) または、家族の情報までも知っておかなくていけませんでした。 色々と要望を聞いたり、施設での様子を家族へ報告する義務もあるわけですからね。 これだけではありません。 介護は、交代制で業務が回るため、早・遅・夜などその日によって勤務がバラバラですので、ある程度どの勤務者がどの時間帯に何をしておかなければいけないかという、業務の流れも把握しておかなければいけません。 くたばってる暇はありません。 時間は刻々と進んで行きます。 メモを取り、体に覚えさせなくては、他職員に迷惑がかかります。 新人だからと許される事は少なからずありましたが、いつまでも新人扱いはされませんし、人の命も預かっています。 「知らなかった、気づかなかった」では、済まされないことも多いです。 だからこそ、早く独り立ちできるように、完璧にしないといけないという危機感を覚えました。
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