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もし、このサークルのメンバー、シキ達が小説の中の登場人物で、今この瞬間があと数ページで物語が終わる場面だとしたら確実にこの物語はバッドエンドだ。
みんなバラバラになり、様々な葛藤を抱きながら終わる。
しかし、これはフィクションではない。
ノンフィクションだ。
今、この瞬間がバッドエンドでもハル達にはまだ未来がある。小説で例えるならまだページをめくり始めて間もない頃だ。
まだ何とでも出来る。
これは小説ではない。人生だ。
今はバッドエンドでもいつかバラバラになってしまったシキ達と笑いあって過ごせ、ナツを奪った人間に一矢報いるハッピーエンドが来る。
今はただそう願いながら前を向くしかない。
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