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あれは中学生になって初めての夏休みに入る前日だった。突然彼女から別れてほしいと言われたのだ。当然ナツは止めた。しかし彼女の考えが変わる事はなく一人になったナツは夏休みを迎えたのだ。
ナツは驚き、落胆した。あんなに愛してくれた彼女がいない。心に大きな穴が空いた様な気がした。
しかし、その穴もすぐに塞がる事となった。夏休みが終わる頃には既に新しい彼女と夏の思い出を作ったのだ。
ナツはその外見から他の男よりモテた。
だが、その彼女とも冬休みに差し掛かろうという時期には別れてしまっていた。
またしても心に大きな穴が空いてしまった。
そしてその穴を埋めるかの様にまた新しい彼女を作っては別れを繰り返した。
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