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自己修復改善機能を持つ生物の頂点に立ち、隆盛を極めたホモサピエンスですが、滅亡の時を迎えます。そのきっかけは不死でした。寿命の差こそあれ、生物は生まれ、そして死にます。この生死の仕組みが淘汰を促し、環境変化に対する適応を可能にします。ところで、知能を持ったホモサピエンスにとって、不死は永遠のテーマでした。そしてある時、技術で不死を実現します。死ななくなったホモサピエンスは生まれる必要もありません。なので、生まれる仕組みを無くしてしまいました。それは合理的な判断だったのです。しかしこれが淘汰を阻み、適応性が喪失します。ホモサピエンスの絶滅はあっという間でした。
生物には個体の自己修復改善機能が必要ですが、それだけでは大きな環境変化には適応できません。ここから学んで、私たちには「自己修復改善機能」だけでなく、「淘汰と適応機能」が実装されているのです。「淘汰と適応機能」は一見非常に合理性に欠けるように思える機能です。しかし、こうした理由で、種の保存には欠かすことができない機能なのです。
END
---181008のTwitterワード「筋肉体操」---
@yomimate
10月8日
弁護士 小林航太@みんなで筋肉体操
今日は筋肉体操の再放送ありますよ?
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