ギャラクシー三国志 第一話、「バル星の戦い」の章。

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 破壊光線がバル星から発射され、インディペンデントを掠(かす)める。 サイボー「安心したまえ。ただの脅しだ。しかし、今度は容赦(ようしゃ)しない。直ちに行動しないと、君たちは後悔することになる」  交信が、一方的に切れる。 ○バル星の星系。バル星から再び破壊光線が発射され、戦艦の一つが炎に包れる。バル星からも次々と戦艦が発進してくる。 シャン「(追い立てられるように)仕方がない。出発だ」 ホウトウ提督「しかし、もう燃料もほとんどありません」 地味な仕事人のペンギン型の鳥人間である。 シャン「戦う力も残っていないだろう?」  全艦、補給基地がある惑星パオパオへ向かう。 ○バル星系の辺境。インディペンデント、エンタープライズ、オーガを中心にした連合軍が、バル星の艦隊に追われ攻撃を受けている。 ○インディペンデントのブリッジ内。 リュウの忠臣のファー、ガイ、友達の子龍(しりゅう)、幼(おさな)馴染(なじ)みのナオミ達もいる。 ファーはセミ型昆虫人間で、ガイはオラウータン型異星人(エイリアン)である。どちらも、三メートル弱の大型の漢(おとこ)だ。子龍(しりゅう)はリュウと同じ程の子供のアンドロイドである。 メイダ隊長「どうしましょう。もう我軍には戦うだけの余力はありません」     
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