ギャラクシー三国志 第一話、「バル星の戦い」の章。

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グー親衛隊長、バーン司令官補佐「やったぞ!」  この司令室にいる幹部連中は、すべて金属人間や機械人間である。 ○少し離れたラーラ王国、空母内。巨大な駒形の円盤(UFO)である。スクリーンの前に四人の侍女(じじょ)を従えたラミ女王が王座に座っている。煌(きら)びやかな髪飾りと衣裳を身につけている。美しい植物人間で、首のところがポルトガルの宣教師の服の襟(えり)のような萼(がく)が付いている。 その横に、ローズ総司令官とミミ副総司令官が立っている。ローズは赤いバラ、ミミは白ユリのような美人の植物人間である。 その傍に、カーン長老とマロン作戦司令官が控えている。カーン長老は女王の相談役で唯一男のキノコ型人間で、背が高い真っ赤な帽子を被り、杖をついている。マロン作戦司令官はブリリアントな金属人間である。 ラミ女王「この戦い、ギーガの勝ちでしょうね」 カーン長老「そうでしょうな。今は、傍観(ぼうかん)しているのが一番ですじゃ」 マロン「この作戦自体が失敗だったのです」     
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