ギャラクシー三国志 第一話、「バル星の戦い」の章。

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カイン「レイ様、国家反逆罪であなたを逮捕します」  部屋はすでに空っぽで、だれもいない。 カイン「(地団駄を踏んで)ヤッ、逃げられたか?」 ○バル星。バルガ軍事空港。レイの戦艦内。 レイ「それじゃ、そろそろ出発しよう」 ライラ「さらば、我が故郷。しばらくの別離(わかれ)です!」  レイの旅団の艦隊が次々にバル星を飛び立って行く。 ○バル星の星系。空母インディペンデント、エンタープライズ、戦艦オーガ等連合軍の艦隊が現われる。  インディペンデント、ブリッジ内。 シャン総司令官「バル星へ交信せよ」 アルファ「バル星からの返信です」  アルファはこの艦のナビゲーターで、正確無比な機械人間だ。  スクリーンにサイボーが現われる。 シャン「私は連合軍のシャン総司令官です。我々は、燃料や物品の補給をしたいだけです。それが済んだら、速やかに出ていきます。我々はケイ国王に寄港の許可をお願いします」 サイボー「よくわかっているよ、シャン総司令官。しかし、答はノーだ。我々はギーガ帝国と手を結んだ。だから、貴公らの条件を飲むことは、同盟に反することになる。すぐにこの星系から出ていきたまえ。さもなければ、総攻撃に移る」     
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